第三十四話:異国の武器

 駅前へ向かうタクシーの中で、キリヤナギはデバイスの時計を確認しながら焦っていた。もう10分も掛からず駅へと着くはずだが、駅前は信号や自動車の通りが多く、思うより早くは進まない。しかし、ここから走ってもまだ自動車の方が早続きを読む

第二十九話:意義の変遷

 空気が冷え込み、朝のニュースには気温の低下が放映され始めた頃。シズル・シラユキは、その日も平常通り出勤して朝礼へと望んだ。集まった騎士の同僚は同世代も多くいて、皆真剣に隊長の挨拶へ応じる。 その日は、午前から事務作業が続きを読む